STORAGE BATTERY

鉛蓄電池の延命装置

ジンプロダクトラインの鉛蓄電池の延命装置

蓄電池は延命が可能です。

通常、交換時期を迎えたら鉛蓄電池の交換が必要になります。 劣化が進んだ鉛蓄電池は、新品に比べて、「稼働時間が短い・充電回数が増える・充電がうまく行えない」等の不調が起こります。 当社では、鉛蓄電池に小型のパルス発生器を取付け、鉛蓄電池の劣化を防ぎます。


鉛蓄電池を延命し、鉛蓄電池交換費用の大幅な削減と産業廃棄物低減、製造時に発生するCO2の削減にもつながり環境保全に大きく貢献致します。


地球環境を考えた活動が今後の企業活動に影響する時代となっています。

鉛蓄電池の国内年間生産・廃棄量の現状

※1:九州経済産業局「廃鉛バッテリー等有害廃棄物の効果的な国内廃棄処理方法に関する調査」平成27年

※ 2 :経済産業省生産動態統計調査 平成26年

活用範囲と寿命年数

バッテリー 種類・用途 寿 命 期待寿命 設置先(例)
スターターバッテリー
寿 命
約2年
期待寿命
約5年
設置先(例)
  • 普通自動車
  • トラック、バス
  • 船舶
  • 建設機械など
サイクルバッテリー
寿 命
約3年
期待寿命
約7年
設置先(例)
  • 電動フォークリフト
  • 電動ゴルフ場カート
  • 電動ウィンチ
  • 電気自動車(EV)
  • 電動スイーパー等
バックアップ 電源(UPS)
寿 命
約8年
期待寿命
約15年
設置先(例)
  • ビル等の大型建設物
  • 通信基地施設
  • データセンター
  • 大型商業施設
  • 公共施設、灯台
  • ホテル、総合病院

鉛蓄電池の劣化原因

鉛蓄電池の劣化原因

鉛蓄電池劣化要因の90%以上は、サルフェーション(=硫酸鉛の結晶化)によるものだと言われています。
(その他の要因:陽極の故障5%、陰極の故障3%、電極間のショート2%)


鉛蓄電池は電解液中に硫酸鉛の微粒子を溶解している為、放電時に電極板の表面にサルフェーションが発生します。
この時点で、すみやかに鉛蓄電池を充電することで、サルフェーションは電解液に溶け込みます。


しかし、鉛蓄電池が長期間放置されたり、長期間充電と放電を繰り返していくと、サルフェーションが硬質化し、充電しても電解液に戻らなくなっていきます。


このサルフェーションが電極板の表面に増殖していくと、充電できない、電気の流れが悪い等の不具合が起き、鉛蓄電池の内部抵抗値が新品時に比べて1.5倍~2倍になると寿命と判断されます。

劣化の過程

劣化の過程

製品説明

蓄電池延命装置とは

内部抵抗・比重測定による検証はもちろんのこと、放電試験機を使った放電テストや競合他社との性能比較、ご協力会社様でのフォークリフト実働試験、ゴルフカート実働試験、UPS実働試験などの実験と検証を積み重ねて蓄電池延命装置が誕生しました。

蓄電池延命装置

当社の蓄電池延命装置

当社の蓄電池延命装置

鉛蓄電池の劣化寿命原因の9割以上であるサルフェーションによる結晶(=硫酸鉛)を分解除去し、元の電解液(希硫酸)に戻す事で、鉛蓄電池を限りなく初期状態に近づける事が出来る技術です。


電源を必要とせず、鉛蓄電池のプラスとマイナスの両極に接続する事でパルス電流を流し、サルフェーションの分解・除去を促進させます。


フルディジタル制御を採用しているので以下の効果が期待できます。


  1. 性能バラツキがない
  2. ムダな消耗がない
  3. 理想パルス発生
  4. オートパワーオフ
  5. 急速改善のためのターボシステム内蔵

他社比較

パルス電流を流す事で鉛蓄電池の再生ができる技術は、1990年にNASAで発見されました。
同様の技術を使った数多くの製品と比較しても優れた性能を備えております。

当社製品

パルス周波数が20,000〜80,000Hzで、理想的なパルス充放電回路
マイコンを搭載しており、鉛蓄電池の状態に応じてパルスを発生させる技術を開発
過充電や過放電による以上電圧や終止電圧時に自動的に停止する機能
消費電力が動作時で6〜10mA、停止時で0.5mA未満
本体LEDランプの点滅色による、鉛蓄電池の残容量の特別機能

他社製品

20,000Hzまで
周波数固定
終止電圧停止機能のみ
動作時16mA、停止時2.4mA
バッテリー残容量の判別機能なし

主流な方式の比較

活性化方式
当社採用方式

常時設置型パルス発生器

長寿命化

※バッテリー電力で動作し、常時サルフェーションの付着や結晶化を防止する為

ドーピング方式
他社採用方式

パルス充電器薬剤

瞬間的に効果を発揮するが短命

※硫酸のもととなるサルフェーションや電極が、こそぎ落とされる薬剤等、不純物が混じる為

よくあるご質問

Q取り付けた機器に影響を与えないのか?
A

    当社の製品から発生するパルスは微弱で、また取り付けた機器では検知できないほどの高速なパルスを発生しています。


    ■フォークリフト、ゴルフカート、車などの場合 バッテリーに電流センサーの付いた車であっても当社の製品のパルスは検知できません。 ワイパーが動くときに発するノイズよりも微小で取り付け機器に影響は与えません。


    ■非常用電源の場合:  大容量の非常用電源バッテリーの場合は、内部抵抗が非常に小さいためフォークリフトや車などよりも、さらに取り付け機器に影響を与えることは皆無だと言えます。

Qなぜ常時設置方式が良いのか?
A

    延命装置や、パルス充電器を取り外したときから確実に劣化が進行します。

    サルフェーションは電気的な劣化だけでなく回復不可能な物理的劣化(極板のはげ落ち)の原因にもなるのです。

    電気的に劣化した鉛蓄電池に当社の製品を取り付ければ回復しますが、物理的な劣化は当社の製品だけでなくパルス充電器、薬剤でも回復不可能です。

    これらの事から、性能の維持、回復には劣化そのものを常に防ぐ事のできる常時設置型が良いのです。

Q鉛蓄電池の使用年数は関係あるの?
A

    新品の鉛蓄電池でも、何もしなければ自己放電により劣化していきます。

    Q2でも記述しているように物理的に劣化した鉛蓄電池は回復する事が困難な為、新品時、又は使用年数の浅いバッテリーに取付をする事をおすすめしております。

Q商品はどれも同じものを取付けるの?
A

    鉛蓄電池の容量や種類によって、商品の種類や数量が異なります。UPS用の商品は特注対応品です。

    特にUPSは電圧(数十V~数百V)や蓄電容量は様々で、鉛蓄電池の種類に応じて性能や電圧のカスタマイズが必要になります。

    鉛蓄電池の種類(メーカー、型式、電圧、容量など)をお知らせ頂ければ、最適なシステムをご提案させて頂きます。